幸せな老後って?
日本は世界一の長寿国になりましたが、死ぬまでに健康でいられる方はどのくらいいるでしょうか。 痴呆や寝たきりのご老人が多く、家族の介護問題が深刻化しているのも現実です。果たして老化は防げないものなのでしょうか。 最期まで人の手を借りずに暮らせる老後でありたいと、誰もが望んでいるはずです。
老化と関連する病気
●認知症
物忘れがひどくなる。同じことを繰り返す。脳の血管性のものと、アルツハイマー型がある。●骨そしょう症
骨がスカスカになり、少しの刺激ですぐ骨折する。●高血圧
多くが血液の汚れが原因。血管がもろくなる。●脂質異常症
血液中にコレステロールや中性脂肪が増える。動脈硬化になりやすく、血管がつまりやすくなる。●糖尿病
臓器の低下により、代謝がうまく働かなくなる。●不眠・うつ
脳の神経細胞の働きが弱まり、無気力、思考力の低下などがおこる。●白内障
目のレンズが白くにごり、めがねをかけても見えにくい。・・・などなど。
寝たきりやボケにならないために
もちろん、老化は自然現象ですが、中国漢方では、腎の力が弱くなる(腎虚-じんきょ)ことと、お血(おけつ)が鍵を握っていると考えます。まずは腎を補い(補腎-ほじん)、お血(おけつ)を改善する(活血-かっけつ)ことが肝要です。100歳まで幸せに過ごせるように、中国漢方の知恵を活かしましょう!
腎虚(じんきょ)とは?
腎は老化と関連が深いところです。腎は木で例えると根に当てはまり、他の臓器の働きをコントロールする役目を担っています。
水分代謝をコントロールしたり、目・耳・骨・脳の機能に影響を与え、また成長・発育・生殖を司る、生命エネルギー源として、体の中心的な役割を担う大切なところです。
この腎の力が弱くなることを腎虚(じんきょ)といいます。老化は根から始まるのです。
腎虚(じんきょ)5タイプ
下記は腎虚(じんきょ)を5タイプに分類したものです。チェック項目の多いものがあなたのタイプです。人によって複数当てはまる方もいらっしゃいますが、その場合は複合タイプとなります。 タイプにあった対策を講じ、いつまでも若々しく過ごしましょう!
腎陽虚(じんようきょ)タイプ
エネルギーを作る力が衰えている方です。
ですので、寒がりで手足も冷えやすく、だるくなりやすいのです。精神的にも弱くなりやすく、やる気・根気といった感情が萎えています。また、エネルギーは筋肉に関係していますので、エネルギーが足りないと筋肉も弱くなり、ひざ・腰・膀胱・肛門・生殖器などに衰えを感じる方も多いのが特徴です。
心腎陰虚(しんじんいんきょ)タイプ
脳神経の働きが弱っている方です。脳内には階層があるので、どこの階が衰えているかで症状が違います。
下の階なら「眠れない」「眠りが浅い」「動悸」など。中の階なら「不安」「イライラ」など。上の階なら「物忘れ」「感情が希薄」など、といった感じです。
このタイプの方は認知症に注意が必要です。
肺腎陰虚(はいじんいんきょ)タイプ
体内の水分が足りない、または水分代謝がうまく出来ない状態になっています。
特に肺が乾きやすく、いくら水を飲んでも全身に行き渡らないので、口が渇く、咳がでる、皮ふが乾燥する、便が固いなどといったことになります。
肝腎陰虚(かんじんいんきょ)タイプ
肝の力が衰えている為に 、肝と関係の深い目が弱りやすいです。目が乾く、疲れ目、見えにくいといった目の症状の他、めまい、耳鳴りを起こしやすいです。
このタイプの方は血圧が上がりやすい傾向にあるので注意しましょう。
陰虚火旺(いんきょかおう)タイプ
体内機能が暴走しやすい状態です。体内に熱が発生しやすく、手足がほてる、寝つきが悪いといった事になります。熱が過剰ですから、水分がすぐに足りなくなって、つばや涙が出にくいのです。
食養生
循環を良くする食べ物
なす、らっきょう、黒きくらげ、黒豆、イカ墨、さんざし・・・など
腎を補う食べ物
ラム肉、えび、山芋、いんげん、ニラ、栗、くるみ、ごま、松の実、くこの実、ハマナスの花、みかんの皮、ハトムギ・・・など
腎の衰えを感じ始める40代から
自分の体質を改善してくれる補腎薬と
お血(おけつ)を予防してくれる
冠元顆粒(かんげんかりゅう)の併用をオススメします。いつまでも元気で若々しい老後を目指しましょう♪