アトピー性皮膚炎
アトピーは治らないとあきらめていませんか?
正しい処置を行えば、症状を緩和し、完治することも十分可能です。漢方は副作用が少なく、効果的な方法です。
皮膚科でアトピー性皮膚炎と診断されるとほとんどの場合外用ステロイド剤(副腎皮質ホルモン)が処方されます。正しく使えば優れた効果を発揮しますが、漫然(まんぜん)と使い続けると、副腎は「ホルモンを出さなくてもいい」と判断して働きを低下させてしまいます。自分で治す力が弱まってしまうのです。免疫力そのものも落ち、感染症など他の病気にもかかりやすくなります。もちろんステロイドを急に止めれば抑えていた症状が急激に出て悪化します。
漢方を使って体質を改善し、もともと体が持っていた「自分で治す力」を取り戻しましょう。
アトピーの原因
遺伝的要因
もともと体が虚弱。特に消化器、内分泌・ホルモン系、つまり漢方で言うところの脾・腎が弱い。皮膚に栄養を与え養うことができない。
環境的要因
気候変化、花粉やダニの死がい、食物などのアレルゲン。外からの悪い物の侵入。カビ。
心理的要因
ストレスが内臓機能を失調させ、余分な「熱」を生じさせる。
アトピーのパターン
ほぼ以下の3つと言って良いです。
○ 血熱 血液が熱を持った状態。赤み。 ○ 湿熱 水分が体に停滞する。水ぶくれ、ジュクジュク。 ○ 熱毒 熱がこもって毒を生じる。化膿など感染症。 これを段階を追って治して行きます。
急性の段階 上記3パターンを抑える。余計な熱、水分、毒素を取り去る。
慢性の段階 落ち着いてくると、ブツブツ、カサカサ、皮むけ、皮の肥厚化(ゴワゴワ)といった状態に変化してくる。皮膚の再生力を付けるため、栄養を与え、乾燥を改善する。かゆみを止める。内蔵の状態を整え、体質を改善する。
美肌の段階 ツヤ、潤いを作って健康な肌の状態に戻す。
子どものアトピー
上記に加え胃腸のケアが重要です。冷たいもののとり過ぎなどで胃腸が弱っていると肌の状態に大きく影響します。熱や湿気、毒を取り去りつつ胃腸を丈夫にすることで肌の状態を改善します。
アトピーを治すのは治療者50%、患者50%といわれます。
生活習慣や食事、ストレスの管理など養生が大切。そうした部分のアドバイスも致します。どうぞお気軽にご相談ください。