糖尿病
★空腹時血糖 ≧ 126mg/dL
★随時血糖値 ≧ 200mg/dL
★75gブドウ糖負荷試験での2時間値 ≧ 200mg/dL
(※ブトウ糖を飲みながら経過を調べる試験)
★HbA1c ≧ 6.5%
(※過去1~2ヶ月の血糖値)この値が糖尿病(高血糖症)の指標です。
糖尿病は、糖代謝の異常によって起こるもので、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が病的に高まることによって、放っておくと心筋梗塞・脳障害・高血圧・末梢神経障害・糖尿病性網膜症・腎症(透析に至る)などの合併症をきたす危険性のある病気です。
自覚症状がない場合でも確実に進行・発症します。
わが国では糖尿病患者や、糖尿病腎症による透析患者が年々増え続けています。 糖尿病は遺伝的要素もありますが、生活習慣からくる場合が多く、メタボ対策が叫ばれています。
戦後、私たちの食生活や生活環境が欧米化され大きく変わりました。生活は便利になり体格も良くなりましたが、 逆に生活習慣病が増え続けています。
農耕民族である日本人は穀類を主食にしてきたので、腸が長くインシュリンの出方も欧米人と違って一度に多くは出ない体質を持っています。 欧米人は牧畜民族で、肉や牛乳など高カロリー食に適した体質を持っているのです。ですから今の日本人は体質に合わない食生活をしており、 内臓脂肪が溜まりやすく、糖尿病他生活習慣病になりやすいのです。
糖尿病になって血糖降下剤で単に血糖値を下げても合併症は避けられないとも言われています。 合併症を防ぐには血糖値をコントロールする以外に、基本にある肥満やインシュリン抵抗性を改善する事が最も重要です。
中国漢方による糖尿病の予防と改善法
糖尿病は、
・食生活の不摂生
・長期にわたるストレス・過労
・老化、肥満
から体液が消耗し、糖尿病の特徴である「三多(多飲・多食・多尿)」より「一少(やせる)」に至ると言われてきましたが、 現代の糖尿病患者には三多はあまり目立たない場合が多いとも言われています。社会的背景、生活スタイル、飲食習慣が変わって肥満者が増え、肥満型2型糖尿病は肥満症の合併症のひとつである心脳血管疾患に進行する中間段階と考えられています。ですから初期段階から合併症予防を視野に入れる事が大切です。
中国漢方では糖尿病患者には気陰両虚とお血が基本にあると考えます。対策としては、麦味参顆粒と冠元顆粒をベースに体質や進行過程に応じて漢方薬を組み合わせます。
糖尿病の方の食養生
避けるもの
冷たい飲み物・食べ物、生もの、チョコレートなど糖分や油脂分の多いもの、果物や炭酸飲料、お酒、動物性脂肪、塩など積極的に食べましょう
牛や豚のすい臓、山芋(出来れば長芋)、カボチャの種、そら豆、緑豆、冬瓜、クコの実、くず、ギムネマ茶など
どなたさまもお気軽にご相談にいらしてください。